BtoB向けのコーポレートサイトであれば、ホームページ制作を外部に発注している企業がほとんどですが、どのようなホームページ制作会社に依頼すれば良いか悩まれている担当者の方も多いと思います。
私たちがご担当させていただいているクライアントの中には「提案は良かったがリニューアル後に結果が出なかった」「価格ありきで、業者を決めて失敗した」という状況をよく聞いてきました。今回はこのような課題を解決するために、ホームページ制作会社に発注する時の注意するポイントをご説明いたします。
実績が多くて企画、技術が高いホームページ制作会社に依頼しても、コーポレートサイトのリニューアルが成功するとは限りません。その理由の一つとしては、ホームページ制作会社は得意業界、特定の商品、サービスに対する深い理解を持ち合わせていないことに起因します。ホームページの技術、表現方法に詳しくても、営業課題、商品特性まで深く理解しているホームページ制作会社は多くはないです。
業界、商材に詳しくなければ、どのコンテンツを作るべきか、どのような配置で、カテゴリー分類するべきかを的確に判断することができません。コピー、デザインを作り込む時も、どのクリエイティブがターゲットとする顧客に受け入れられ、どの専門用語が必須であるか察知できません。
業界、商材に対する一定の知識がなければ、結果が出るコーポレートサイトにはなりません。業界、商材に踏み込まなければ、曖昧なコピーが蔓延し、似たようなコーポレートサイトが出来上がってしまいます。
また、ホームページ制作会社から見て一つの業界に特化した場合、生産効率は落ちます。相当の自信がなければ専門業界に特化して制作することはないです。結果として特定業界に強いことと、ホームページの専門知識を同時にホームページ制作会社に依頼するのは現実的には難しいです。業界の専門性が高ければ高いほどその傾向が強くなります。
では、ホームページ制作会社の専門的な理解を高める方法はどうすれば良いでしょうか？
それはホームページ制作会社に協調して商品、サービスへの理解度を高めるフェーズをいかに作るかが重要になります。ホームページ制作会社が中長期的なパートナーとして、現状業界の知識がないとしても、将来的に理解できるかを見極めが必要になります。
また社内でホームページ制作会社とやりとりするホームページ担当者が事業に対する深い理解を、ホームページ制作会社に正しく伝えられるかが重要なポイントになります。社内のホームページ担当者がやり取りできなければ、社外を活かし切れません。双方が成立させなければ、他社よりも良いコーポレートサイトの活用はできません。
ホームページ制作会社との連携イメージ
御社のホームページ制作会社は、業界、商材に詳しいでしょうか？
もし詳しくなければ、改めて深い相談、依頼が出来る中長期的なパートナーになりうるか評価すべきです。その素質がある企業であれば長いパートナーになるよう、自社の商品理解を深める努力をしていきましょう。ホームページ制作会社に依存することなく、自社が対応することをしっかりと見据えて、責任と役割を明確にすることを心がけましょう。
