Webアクセシビリティとは? Web担当者が押さえておきたいポイント

アクセシビリティというと、高齢者など一部の人や障害のある人に対しての配慮というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。WebアクセシビリティはWebを利用するあらゆる人々のために最も必要な品質になります。今回はWebアクセシビリティの概要をご説明します。

Webアクセシビリティとは?

アクセシビリティとは「近づきやすさ」「接近可能性」などの」度合いを示す言葉になります。Web技術の標準化を行う団体のW3CはWebサイトの品質を担保するにあたり、Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0というガイドラインを公開しております。内容は細かいですが、一読をお薦めします。

Webサイトの品質担保のために

不親切なWebサイトは、コンテンツを公開している企業、団体の信頼の低下につながります。どんなに優れたコンテンツでも、「アクセスができない」「ユーザーが使えない」といったWebサイトは、「誰にでも利用することができる」というWebサイトのあるべき姿から外れてしまいます。

この根本にあるのは「機械可読性(マシンリーダビリティ)」の考え方あります。これはWeb標準を意識し、正しくWebサイトを作ることにもつながります。さらにはアクセシビリティだけに通じる話だけではなくSEOにも通じるものであり、最終的にはWebサイトの品質担保につながります。

具体的なWebアクセシビリティとしては、どんな人でもWebサイトにアクセスできるよう対応することになります。例えば、視覚、聴覚にハンディを持っている方だけではなく、荷物を持っているため手がふさがっている、周囲に人がいるため音声が出せないなど、一時的にWebコンテンツの利用に障害が発生するというケースでも、アクセスできるようにすることまでが含まれています。

視覚にハンディを持った方への配慮

音声ブラウザ、スクリーンリーダーで正しく読み上げられるよう配慮するなど

色覚にハンディを持った方への配慮

配色のコントラストを意識するなど

聴覚にハンディを持った方への配慮

動画コンテンツには字幕を追加するなど

まとめ

Webアクセシビリティを対応することは、多くのユーザーが情報にアクセスできるようになるという点で社会的に意義のあります。一つ一つの対処を実践するには、知識、ノウハウが必要としますが、基本的なところから取り組んで見てください。

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